運動をしなければいけない理由と注意点

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アスリートにアトピー性皮膚炎患者が少ないことは知っていますか?

「atopy=不思議な」の意味通り、アトピー性皮膚炎が発症する原因は未だにはっきりと分かっていません。しかし、日頃運動をしているアスリートにアトピー患者は少ない。これは紛うことなき事実です。

運動はアトピー発症を防ぐほかに、アトピーを完治させるために必ず必要な生活習慣の一つです。

当ページは、アトピーと運動の関係、運動の効果、運動の注意点を紹介しています。

 

(関連記事:アトピーになる原因|5つの大きな生活要因

なぜ運動をしなければいけないのか?

ネットや出版物、その他、インタビューなどでアトピーが完治した方の共通点が、「運動を習慣にしたこと」でした。では、なぜ運動を習慣にすること、適度に体を動かすことがアトピーを完治させる要因になるのか。

アトピーに対する具体的な効果の前に、まずは人として運動がなぜ必要であるか説明しましょう。

人は動物であり、体全体のバランスや健康状態を保つためには、ある程度動かなければなりません。動くことで、動物は生命のメカニズムを円滑に動かしているのです。たとえば、健康な人であっても一日中寝床で横になっているような生活を長く続ければ、様々な病気になりかねません。人は、動いてなんぼの動物なのです

ですから、かなりきつい状態であっても、可能なかぎり布団の中で過ごすことはせず、起きて生活をするようにしましょう。それが無理な方は、できるようになるまで待ってもいいので、少しでも動けるようになったら、普通にある時間は起きて生活する習慣をつけましょう。

少しでも外に出られるようになったら、ジョギングは無理でも散歩くらいのウォーキングから体を慣らしていくと良いでしょう。外で運動をする場合、人からの目線が気になるという人は家での運動がおすすめです。

僕は、「人から変に思われる」「アトピーだと思われたくない」という思いから、家でエアロバイクを漕いでいました。エアロバイクは有酸素運動の中でも一番カロリー消費が高く、効率的に運動をすることができるのです。また、人の筋肉の8割は下半身に集中しており、エアロバイクを10分ほど漕ぐと汗が大量に出てきます。汗がかきにくい体質だった僕ですらダラダラでした。

僕が実際に使っていた「サイクルツイスタースリム」はエアロバイクですが、腕も動かせるので、足を動かすだけでなく体全身運動(ねじる運動)ができるので重宝しました。おすすめです。

僕が実際に使っていたエアロバイク⇒アクセスジャパン サイクルツイスタースリム WT550

 

運動の具体的な効果

それでは、「アトピーに対する運動の効果」を具体的に見ていきましょう。以下の4点です。

発汗効果

汗をかくと、かゆみが強くなり、症状が悪化したことはありませんか?

発汗とかゆみの原因やメカニズムは、まだ解明されていない部分もありますが、一般的には汗に含まれる塩分の刺激や、汗をかくときに放出されるアセチルコリンという神経伝達物質が、かゆみの原因とされています。

このように、汗はとかく短所ばかりが強調されがちですが、最近の研究で汗をかかないほうが、むしろアトピーを悪化させる可能性が高いことがわかってきました。その理由は、アトピーの人は汗腺の機能が低下しているために汗が出にくい人が多く、以下のようなメリットを十分に受けられないからだと考えられています。

  • 皮膚の水分量保持・・・汗をかくと角質層に水分が供給され、尿素や乳酸などの天然保湿因子によってスキンバリア機能が高まり、肌が潤う。
  • 抗菌成分を皮膚に供給・・・汗には免疫グロブリンや抗菌ペプチドが含まれており、細菌などから守ってくれる。
  • 皮膚温度の調整・・・気化熱の放出で体温や皮膚温度を下げる。

つまり、運動をしてたくさん汗をかくことは、アトピーの完治を早めることに繋がるのです。しかし、急激に発汗すると、一気にかゆみが襲ってくるのでウォーキングやジョギングなど“マイペース”で“長く”続けられる“軽め”の運動でじんわり汗をかくことがポイントになります。

 

血行改善効果

運動不足の人は筋力が低下しているため、血行が悪くなっています。筋肉は、心臓から送られてきた血液を送り返すという “ポンプ”の役割を担っているので、 筋肉の衰え=血行不良が生じるのです。

血行が悪くなるとを含めた臓器の働きも鈍くなるため、アトピーの炎症も強く現れてしまいます。

血行不良は深呼吸ができる軽い運動で改善されるので、運動を習慣にすることは効率的に血行改善を期待できるでしょう。

(関連記事:アトピーと腸の関係|完治のカギは腸にある?腹式呼吸を意識する

 

ストレス解消効果

毎日強いかゆみと戦っているアトピー患者の体は、常に緊張している状態と等しく、交感神経が刺激されています。交感神経に偏っていると、かゆみが治まらないだけでなく、アトピーが治りづらい体質になっている場合が多いのです。

適度な運動は日常的に交感神経に偏っている自律神経の乱れを整えてくれるのです。適度な運動とは、激しい運動でなくウォーキングやジョギングなどの軽く息が上がる運動のこと。激しい運動は逆にストレスを蓄積してしまうので注意が必要です。

(関連記事:アトピーと自律神経(交感神経・副交感神経)の関係

 

体内時計調節効果

アトピー患者の多くが夜に眠れず、昼夜逆転している人が多い。太陽が昇っている時間帯に運動をすることで、ホルモンの関係から夜間にちょうど眠気を誘発する効果が期待できます。睡眠薬を含む薬全般は体にとってストレスです。睡眠薬を使わずに運動による疲労で睡眠を取れるのは体にとっても健康的なのです。

 

運動する際の注意点

運動する際の注意点は以下の3点です。

脱ステロイド・脱保湿を始めて1カ月後から始めるべき

アトピー症状が強く出ている時、脱ステロイドや脱保湿の初期時に運動するというのは、非現実かもしれません。体全身がピンっと張っている状態だと、少し動くだけで肌に亀裂が生じる。また、特に下半身まで炎症が広がっている場合は歩くことすら苦痛で、室内の移動も困難になります。亀裂などの痛みが軽減すれば運動(理学療法)を開始することができます。目安としては、脱ステロイド・脱保湿療法を始めて1カ月後から始めると良いでしょう。

 

(関連記事:アトピーの治癒過程

適度な汗は完治を早めるが、強いかゆみや痛みが出る場合は中止

また、運動による発汗でかゆみや痛みが生じることがあります。まずは軽く発汗するまで運動し、発汗に対する皮膚の反応を見てみましょう。あまりにもかゆみが痛みが生じる場合は中止した方が良いですが、かゆみや痛みを我慢して運動する方が皮膚は早く良くなります。

 

紫外線対策はしっかりと

なお、脱ステロイドや脱保湿の初期の皮膚は紫外線に対して非常に弱いので、日焼けを起こす時間帯では紫外線対策をする必要があります。日焼けによりその日の夕方から翌日にかけて起こるかゆみを減らすためです。このために日中に外で運動をする場合、帽子の着用は不可欠です。帽子のつばは全周性の幅の広いものが良いでしょう。

 

まとめ

アトピーが完治した人の共通の特徴として、運動を習慣にしていることがあげられます。運動をすれば、ストレスから解放されるだけでなく、全身の皮膚の血行が改善し、回復力が増して治癒が促進されます。

「アトピーを完治させたい」「一日でもアトピーの苦しさから解放されたい」と思うのであれば、運動することは必要不可欠です。

じんわり汗をかくウォーキングやジョギングなどの軽い運動で十分なので、ぜひ運動を習慣にしてください。

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